2015年11月9日月曜日

差別・排外主義にNO!11.21講演集会


「朝鮮人をたたき殺せ!」「在日特権を許すな!」という、聞くに堪えないヘイトスピーチ(差別扇動言動)をまき散らす在特会に見られる差別・排外主義勢力の動きは、一時期ほどではなくても依然として衰えていません。むしろ、安倍政権の長期化の中で、ますます日本社会に浸透、定着化してきています。
「安倍応援団」を自称する国会議員、文化人、ライターなどが差別言辞を繰り返していることからもそれは明らかです。
昨年5月、広島大学準教授の崔真碩(チェ・ジンソク)さんが、激しい差別的中傷、バッシングを受けました。「演劇と映画」の授業の中で、日本軍慰安婦問題を題材にしたドキュメンタリー映画『終わりなき戦争』を取り上げたところ、受講していた学生が「反日教育だ」と『産経新聞』に投稿したのがきっかけです。しかし崔さんはそうしたいわれなき攻撃にひるむことなく、学生たちの偏狭さの背後にある日本社会のあり方を告発し続けています。「ウシロカラササレル」感覚を抱きながらも、あえて「朝鮮人」を前面に出して日本人・日本社会にメッセージを発し続けている崔さんのお話を聞きながら、差別・排外主義をいかに克服していくのか、共に考えませんか?

崔真碩(チェジンソク)さんのプロフィール】
1973年韓国生まれ、東京育ち。現在、広島大学大学院准教授。テント芝居「野戦之月海筆子」の役者でもある。著書 『朝鮮人はあなたに呼びかけている―ヘイトスピーチを越えて』(彩流社)。
主な出演作「蛻てんでんこ」。